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ペトヤクにて取扱い中のFIP治療薬について

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 FIP治療ガイドライン推奨薬の特徴

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*1 Mutian、Xraphconn、CureFIP、Petronium、Freecatなど多数の製品が存在するが、薬剤含有量が記載値と大幅に異なる例が報告されており要注意 (Kent AM, J Am Vet Med Assoc, 2024)。

モルヌピラビルの詳細

【取扱上の注意事項】

・催奇形性あり(専門設備を用いた調剤が推奨される、妊娠可能性のある女性は取扱注意、繁殖猫への投与注意)

・授乳中の女性は取扱注意(動物モデルで乳汁移行の報告あり)

・人間では18歳未満への投与非推奨(動物モデルで骨端軟骨成長板障害の報告あり)

【薬理作用機序】

核酸アナログとしてウイルス由来RNA依存性RNAポリメラーゼに取り込まれ、ウイルスのRNA複製時に複製障害を生じ、抗ウィルス作用を示す。

【FIP猫に対する経口モルヌピラビルの臨床的効果(非劣性試験)】

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Mol: モルヌピラビル

Rem: レムデシビル

GS:GS-441524

Mef:メフロキン

*2 レスキュー療法ではRem/GS/Mefなどの治療に不応だった症例に対してMolを投与。

【FIP猫の3試験におけるモルヌピラビル投与中に記録された副作用と頻度】

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国際猫医学会 アップデートガイドライン (2025年7月版)に
記載されているFIP治療薬の投与量

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・SID: 24時間おき; BID:12時間おき

・空腹時に水またはウェットフード/おやつ大さじ1杯とともに投与し、少なくとも30分後に通常の食事を与える。

・GS-441524経口投与時: 分割投与は血漿中濃度を改善する可能性があり、一部の著者によって推奨されるが、特に服薬順守が問題となる場合、24時間ごとの投与は依然として非常に有効かつ適切である。さらに、ある研究グループでは、症状の有無にかかわらず、あらゆるタイプのFIPに対して標準投与量であるGS-441524:15 mg/kg SIDを成功裏に使用している。この単一標準投与量による迅速な治療、入院、および集中治療が、報告されている成功に寄与している可能性がある。

・レムデシビル 静注時: 30分~2時間かけて持続注入(CRI)、薬剤は生理食塩水にて希釈可能。

・EIDD-1931経口投与時: 記載の投与量は現在、再発症例に推奨されている。初回治療では低用量を考慮可能である。モルヌピラビル20mg/kgはEIDD-1931 16mg/kgに相当することから、投与量を20%減らすことを検討できる。ただし、今後のさらなる研究が必要である。

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